ペットのうさぎを飼っていると、健康に関する悩みや病気についての不安が出てくることもあります。そこで、うさぎの主な病気について解説し、予防方法や治療方法についてご紹介します。
【うさぎの主な病気】
ウサギカリシウイルス症(Rabbit Calicivirus Disease)
ウサギにとって最も危険な病気の一つで、呼吸器疾患や肝臓障害を引き起こすことがあります。感染したうさぎは発熱や食欲不振などの症状が現れます。
マイクロスポリジウム症
繁殖力が強く、ウサギの腸内に寄生する微生物です。下痢や嘔吐、食欲不振などの症状が現れることがあります。
パスツレラ症
ウサギにとって最も一般的な病気の一つで、呼吸器疾患や中耳炎を引き起こすことがあります。感染したうさぎはくしゃみや咳、鼻汁などの症状が現れます。
歯の異常
うさぎは歯が伸び続けるため、歯の磨耗がうまくいかないと歯の異常が起こることがあります。歯の異常が起こると、食事ができなくなったり、口内炎を引き起こしたりすることがあります。
【予防方法】
定期的な健康診断を受ける
病気の早期発見・治療につながるため、うさぎは定期的に獣医師の健康診断を受けることが大切です。
衛生管理を徹底する
ウサギの住環境や食器は、定期的に清潔にするように心がけましょう。また、多頭飼いをしている場合は、病気の感染リスクを下げるために別々の部屋で飼育するなど、衛生管理を徹底しましょう。
適切な食事を与える
歯の異常を防ぐために、ウサギには草や野菜を適量与えることが大切です。また、適切な栄養バランスを保つために、ペレットフードや飼料も与えるようにしましょう。
【治療方法】
獣医師の診察を受ける
ウサギが病気になった場合は、早めに獣医師に診察を受けることが大切です。病気によっては、適切な治療を行わなければ重篤化することもあります。
抗生物質の投与
病気の原因菌を撃退するために、獣医師が抗生物質を処方することがあります。
歯の切断や抜歯
歯の異常がある場合は、歯を切断したり抜歯したりすることがあります。